◇髪は語る

どのチャンネルをひねっても酒井法子のニュースばかり、少々うんざりしています。

逮捕から時間がたつにつれ、彼女の裏の顔が露わになってきました。

タレントのもつキャラは作り物、そうだと分かっていても、多くは報道されている犯罪とは無縁の人だと思ったに違いありません。

赤の他人とはいえ、騙された様な、裏切られた様な、そんな気持ちになったのは単純な私だけでしょうか？

さて、この事件の真相解明に毛髪鑑定がなされました。

「毛髪鑑定」とは、毛髪診断のようにある程度の確かな情報を聞き出し、抜け毛の原因を探るのとは違い、毛髪を専門的に化学分析をし、個人の特徴や生活環境、或いは血液型、ＤＮＡ、麻薬、毒物といった高度な検査から情報を得るという検査方法です。

毛髪の役割といえば、頭部の保護、保温、感覚、排泄などがあげられます。

この排泄器官としては、かつて水銀公害の被害者である水俣病患者の毛髪から水銀が、和歌山のヒ素入りカレー事件の被害者の毛髪からヒ素が検出されています。

髪は健康のバロメーターだとよくいわれますが、それはこれまでの生活習慣（食生活、睡眠、ストレス、等）が如実に髪に現れてくるからです。

酒井法子の行動は真実をはぐらかし、できればうやむやにしたいとの考えのようですが、本人が何も語らずとも髪がその真実を語っています。

タレント生命は終わるかも知れませんが、心を入れ替え、謙虚に生まれ変わって欲しいと願っています。

• 当サイト関連記事
  
• 髪の役割
  
• ストレスは風船
  

◇髪が持つ力

バブル前の話ですが、かつらを着けて「積極的に営業をしたい」という中小の経営者や元気な年輩者が多くいました。
かつらのＣＭが茶の間に溢れ、かつらが主役の時代の事です。

訪問でお宅に伺うと本の山、７０過ぎの体ですが声がとても太く、いかにも営業マンといったタイプの方でした。
仕事は完全歩合で全国を飛びまわっているとの事。

「まだまだ引退するわけにいかない、かつらでイメージを変え、もう一踏ん張り頑張りたい」そう意気込んでおられました。

今思うと「かつら」が持つ髪の力が宿っていて、髪（かつら）は正に神にもなれたそんな時代でした。

あれから随分と時間が過ぎましたが、女性市場は別として男性市場は縮小、価値観が変ったとはいえこの先が見えないほど苦戦をしいられています。

そんな中、最近よくＥＳ細胞の研究結果を目にします。

私達の体は日々生死を繰り返し、６０兆個ともいわれる細胞分裂によって成り立っているらしいのですが、そんな６０兆もの細胞も元を正せば、一つの細胞から始まって分裂したものです。

ＥＳ細胞はこの一つの細胞が成長する過程で作られるそうです。
この研究が進めば、病気や事故で失った体の一部をも再生する事が可能になると言われています。

こうした再生医療は当然髪の毛も例外でなく、新しい研究成果が次々と発表されています。

髪が持つ力、価値観は変われど、髪の毛が再び「神」となるそんな時代もそう遠くないかも知れません。

ＥＳ細胞で毛を新しく生えさせることに成功

◇カツラーの現実

阪神・淡路大震災から１４年が過ぎた。
当時、大阪の豊中に住んでいたが、家の中は散乱、家族一緒に布団にまるまり、ただ揺れがおさまるのをじっと待っていた。

揺れも収まりベランダから外を見渡すと、屋根のカワラは滑り落ち、丸裸になった家々がすさまじかった地震を物語っていた。

そんな震災の状況を当時取材していた「関西TV」山本浩之アナウンサーの記事が載っていた。

関西では「かつら」をとったアナウンサーで有名かも知れない。

山本アナは当時を振り返る。
被災地のもがき苦しむ現場を取材するのに、髪、形は関係ない。
しかしTV映りも気にしなければならない「カツラーの現実」、山本アナは悩んだという。

取材陣が群がる中で、後ろから突き出されたマイクにかつらが引っ掛かり、かつらがずり下がる事もあったという。

常にかつらが気になり集中できなかった。
それがかつらをとるきっかけになったと。

そういえば前職の時代、新聞社に働く男性のかつらを作った事がある。

契約は100万程、それからひと月後かつらが仕上がり取り付けに来店。
とても自然に出来上がり満足して帰られたが、それから数日して「かつらを外す事に決めました」と電話が入った。

理由は、ガラスに映った自分の姿を見て「これでいいのだろうか」と自問自答したという。

商品の良し悪しではなく自分自身の問題で、御社には申し訳ないと恐縮していた。

山本アナは言う。
かつらは否定しない。「着けても脱いでも、自分が自然でいられる方を選べばいい」。

山本アナも新聞社の彼も、自分が自然でいられる形は「自然でいる事」の選択だった。

asahi.com

◇頭皮の温度が低い人は低体温

思い切って頭を剃った。

残り僅かな髪を剃りあげ、仕上げは髭そりで丸めた。
もうしばらくすれば薬の副作用で否が応でも抜け落ちるからだ。

しかしこの寒さ本当に頭に凍みる。
帽子なくして外に出れない。

ところで、頭皮の温度が低い人は低体温かも？
頭皮の温度は３４度程度だそうですが、体温が低くなると血行が悪くなり、毛根への栄養が不足して、しいては薄毛の原因にもなります。

特に、抜け毛の気になる方は体を冷やさないように注意して下さい。



今朝、私いつものように体温を測ったところ３４．３度。
エッ！！　これは何かの間違いと思い再度測り直すも３４．５度。

こんなの初めての事、急に手も足も頭も冷たく感じて、とにかく焦りました。

もしかして低体温の原因は頭を剃ったせいなのか？

髪を剃ってみたもののこんな事になるとは、髪は頭皮を外部から守る大切な役割をしているんですね！
ホント実感です！！

◇弊衣蓬髪（へいいほうはつ）

五木寛之氏の「髪を洗わない」話は有名だが、あるエッセイのなかで「髪の手入れは必要だけれど過剰はよくない」というような内容を若者に忠告したという話が載っていた。

しかし髪を洗わないご本人曰く、「他人にとやかく言える立場ではない」がと控えめの忠告だったという。

さてそのエッセイの中に「弊衣蓬髪」（へいいほうはつ）という言葉が出てくる。
意味は、破れた衣服と”ヨモギ”のように乱れた髪をしているという意味らしい。

一般的には「ルンペン」「放浪者」を指しているらしいが、彼らは年に数回のシャンプーどころか何年も洗っていないくても、髪はボウボウと生えている。

それは、「無駄に皮脂を取り過ぎない事が、強い健康な髪をつくる」と五木寛之氏はかたくなに信じ実践している。

髪には栄養バランス、清潔、手入れは欠かせないと信じている者にとっては誠に信じられない俺流「育毛方法」である。

ちなみに五木寛之氏は、２ヶ月に一度のペースでシャンプーをするらしい。

シャンプーはどこのメーカー？
リンスをするの？
トリートメントは？
シャンプーは何年もつの？
試供品で十分じゃないの？

等々、色んな事を聞いてみたい私です。

●弊衣蓬髪（へいいほうはつ）の類似語
●蓬頭垢面（ほうとうこうめん）
※髪の乱れた頭と垢のついた顔。外見を気にかけない無頓着なようす。

◇病（や）める満足

「止めたくても止めれない事」って沢山ありますよね！

たとえばこのブログでも取り上げている「酒」「煙草」「大食い」「潔癖癖」どれをとっても健康にかかわる重要な事だけれど、なかなか改善もしくは止める事ができません。

一時的な満足と後悔！
それはまさに「病（や）める満足」以外の何者でもありません。

生活習慣はその時の精神状態、自分を取り巻く生活環境が大きく影響します。
仕事、ストレス、家庭不和など上手くコントロールできる人もいれば、自らの弱さから奈落の底に転落する人もいます。

しかし、この世の中それは「自業自得」「自己責任」などといって簡単にかたずけられてしまいますが、合法的に奈落を誘惑する悪徳企業もたくさん存在するのも事実です。

これから社会に旅立つ人達へ！
くれぐれも「病（や）める満足」に陥らないように”あせらず”しっかりと歩んで欲しいものです。

◇医食同源

ここ数日アクセスが異常に多い。普段は３０件前後なのだが５倍ほど増えている。特にアクセスＵＰの為に何かをしているというわけでもない。

反応の大半はyahooからのアクセスなのだが何かあったのか不思議だ？！
以前googleにも同じような現象があった。
それが治まったと思ったらmsnが....そして一番反応が鈍かったのがyahooだったのだが....。

ただそれにしても５倍増は私にとっては異常でしかない。
またモバイルのアクセスもユニークで４００を超えた。
こちらもyahooからのアクセスが大半を占める。正に驚きの連続である。

アクセスの多い記事はというとかなり前になるが、「髪と醤油」（コストの削減の為中国の業者が髪から醤油を作る）という記事を批判的に書いた事がある。
ここ毎日のように頻発している中国食品の有害物質の混入、もしかしてそんなニュースも関係してこの記事にアクセスが増えているのかもしれない？！

さて、こうした命に関わる食品、食材のある所どこに行っても中国産と縁を切る事はできない。
魚介類、野菜、乾物、中国産と表示がなくとも加工材料で使用もあるだろう。
自給自足者は別として、中国産を口にしない日本国民はいないといえるかもしれない。

中国では古くから「医食同源」という考え方がある。
「食」は飢えを満たす為の手段ではなく、医療同様、健康を作りまた維持する為でもある。という考え方です。

こうした中国古来の考えなど今のニュースを見る限り微塵も感じれません。

理想国家のはずの中国体制は貧富の格差が激しいと聞きます。
社会主義国家であって資本主義経済、それもどう見てもバブル、そんな不安定な体制化で、我も我もと金に目が眩んだ国民がいたとしてもおかしくはありません。

食だけでなく、色々な商標、コピーなどもそこにはルールなどありません。
勝手し放題が現中国だとしたら、体制崩壊も近いかもしれません。（スイマセン過激な発言でした）

最後に「安かろう悪かろう」では本当に今後の中国はありません。
かつて日本が経験してきたように、安くても品質で信頼を築いたように（神話は崩れかけているが）、安心の中国ブランドを築く事が今問われています。

◇ブラック業界

もはや何を信じてよいのか判らない！

年金問題で揺れる社会保険庁、まるで組織ぐるみの企業犯罪といってもよいほどのデタラメ組織、それを管理してきた政府、本当に開いた口が塞がりません。

そんな社会保険庁の男性職員が窃盗で逮捕された記事が載っていました。

この男性、盗んだお金は育毛資金につぎ込んでいました。
育毛に自己資金を使い果たし、盗んだお金を更に育毛剤、育毛器機などの購入資金にあてていたとの事です。

年齢は２８歳、３年ほど前から育毛サロンに通っていたとの事ですが、つぎ込んだお金は３００万もの大金だとか。同じ脱毛に悩む人にとってはとても興味をひく事件です。

さて育毛器機ですが、育毛に効果がある器機というとどんな物を想像しますか？

かぶる、たたく、もむ、基本的に医療機器ではない物で、育毛効果をうたった商品でしょうか。

しかしこの手の商品は「毛穴の汚れを取る」「血行促進」をうたったものばかりで、何十万もするような価値はとてもありません。

総て自分の手で出来る事ばかりです！（自分の頭に手が届かない人は別ですが）

こうしたハゲの弱みにつけこみ密室で洗脳（不安を煽り期待させる）、高額クレジット契約させる商法が今も昔同様、平然と行なわれているのです。

ましてや月に２、３、回の施術で何が出来るのでしょうか？
自分でやるより人にやってもらった方が楽、気持ちがいい！その程度のものです。

それに一本５万もするような育毛剤ってどんなもの？

それを買ってしまった本人も問題ですが、法律内発言でごまかす政治家ではないけれど、ギリギリならば何をやっても許されると思っているこの業界は、まさに企業の社会的責任を無視した「ブラック企業」の集まりかもしれません。

この社会保険庁職員は「自分の頭髪が薄くなるのではと心配になって、育毛に金をつぎ込んだ」と供述しているそうです。
「抜け毛が多い」もしかして自分も薄くなるかもしれない？
そんな不安から育毛サロンに相談に行って「不安心理」を煽られたのではないでしょうか。

□自己防衛策として
■結論はすぐに出さない！
■自分一人で決めない！
■できれば冷静に判断できる同伴者と行く。
■皮膚科の専門医に相談するのも一つの方法。
■「月々いくら出せる？」はアリ地獄の甘いささやきと思え！
■「あれもこれもと」セット売りに気をつけろ！
■カウンセラーは営業マン
■カウンセラーのクロージングは不安を煽り安心を売る！

書き出せばきりがないこの世界ですが、真剣に取り組んでいるサロンももちろんあるはずです。

話はチョット過激になってしまいましたが、最近の無茶苦茶すぎる出来事に少々腹がたっているしだいです。そう思っているのは私だけでしょうか？

最後に社会保険庁の職員さん、可愛そうですが「罪は罪」おおいに反省して下さい。

◇薄毛の基準

自分の髪だから自分が一番よく知っている。
確実に髪の量が減った。
誰が何と言おうと減った！

と、嘆く若者がいる。

掲示板が彼の悲鳴でいっぱいになる。

原因はストレートパーマで、今は人前に出るのも、生きる気力もなくなってしまったそうな.....。
色々とアドバイスはしてみるが手当てはない。

皮膚科では相手にされず、身内からは気のせいだとなだめられ、友人からは気にし過ぎと流される。
周りからここまで否定されれば、私なら「そうか」と安心するのだが彼はそうでない。

自分の髪は自分が一番よく知っている。
彼はここから折れようとしない。

確かに薄毛に基準などない。

体の成長は２０代前半でほぼ完成するらしいが、髪とて加齢とともに必ず減る。
人によっては１０代の後半から抜け始める。（毛母細胞って早熟？！）

この若者、少々「脅迫神経症」（失礼）。

そういえば以前、カツラを注文してきた若者がいた。
自毛は２人分の量があるほどの若者だった。

彼は毛にとりつかれたように、櫛が通らないほどのカツラを着けて帰った。

彼を何がそこまで駆り立てるのか？
心理学の先生でもなけりゃ理解に苦しむ。

この世の中、比較社会といってもよい。
周りや他人と比較する事で安心したり、落胆したり、刺激になったりする。
しかし、これが商業路線に乗せられた若者の価値観だとしたら、笑っていられない悲しい社会現象だと言わざるを得ない。

◇オレ流ヘアケア

久し振りに銭湯につかり、柚子湯を満喫していた時の事です。

白髪混じりの六十前後のおじさん、石鹸で頭を洗い始めました。
普通に、何の違和感もなくゴシゴシと洗っています。
そしてその手で顔までも泡立て、頭全体が石鹸の泡で真っ白です。

今度は最後の仕上げでしょうか、金属の櫛で、ガリガリと頭皮を引っ掻いています。
多分これまでの習慣なのでしょう！
何のためらいもなく、今度は髭を剃り始めました。

人それぞれ、生活スタイルは違っていても不思議ではありませんが、彼にとってややっこしいヘアケアや育毛などきっと無縁なものなのでしょう。

以前、作家の「五木寛之」氏は年に数回しかシャンプーをしないという対談集を読んだ事があります。シャンプーは盆と正月の二回、最近は季節の変わりに一回、年四回のサイクルだそうです。

フケは黒く角化、何とも信じがたい話しではありますが、これも五木流生活スタイルなのでしょう。しかし、銭湯のおじさんといい「五木寛之」氏といい、今だ髪はフサフサあります。

世間には常識に翻弄されないオレ流を貫く人たちがいます。
もしかしてそこには、何か確信を得た裏付けが潜んでいるのかも知れません....。