◇秋のヘアケア

夏は強い紫外線などで髪は強いダメージを受けます。

また汗やほこりで頭皮はベトベト、不潔になりがちです。

先日、エスカレターで降りる際、先に乗った中年男性の後頭部をマジマジと見てしまいました。

薄く日焼けした頭皮から、脂ぎった汗粒が噴き出していました。

人事とは言え「今すぐにでも洗い流したい」そんな衝動に駆られました。　ヾ(＾＾；)チョットチョット・・

さて、これからの季節、抜け毛、フケ、痒みが気になりす。

夏場の悪い生活習慣（食事・睡眠・洗髪・ストレスなど）がマイナスに出ると、思わぬ脱毛に悩まされたります。

早く軌道を修正して、しっかりとヘアケアをしたいものです。

ヘアケアの基本は頭皮を清潔に保つ事です。（季節に関係ありません）

ただ夏場は髪も頭皮もかなり酷使しています。
髪はいったん損傷を受けると二度と回復しません。

普段からコマメに手入れをして保護する事が大切です。

1.シャンプー剤はよく泡立て丁寧に洗う
・キューティクルを傷めないよう丁寧に洗う。
・頭皮の汚れもしっかりと落とす。

2.リンス・.トリートメントで傷んだ髪を補修
・リンスは髪の表面に保護膜を作り、摩擦やバサツキを防ぎキューティクルを守ります。
・トリートメントは髪の内側から栄養補給をして髪の痛みを補修してくれます。

3.頭皮のマッサージ
・血行をよくしより良い育毛環境を整えましょう。

当サイト関連記事
◇ヘアケアの方法

◇髪の傷み

梅雨の時期は髪がまとまらず困っている方も多いのではないでしょうか。

その原因の一つに髪の傷みがあります。
毛染め、パーマ、シャンプー、ブラッシング、ドライヤーなどでも髪は痛みます。

一度傷んだ髪は補修はできても元の状態に戻す事はできません。
そのまま放置すれば悪くなるばかりです。

解決策は髪を切るか常に補修し続けるかこの選択しかありません。

補修は「トリートメント」をこまめに行いこれ以上髪を傷めない事です。

シャンプーの仕方、ブラッシング、ドライヤーなど日頃からの正しいヘアケアを心がける事がとても大切です。

◇寝ぐせ直し

鏡を見ると髪が爆発！！

髪型が決まらないと何となく朝から気が滅入ります。

そんな時の寝ぐせ直しの方法は？

・髪の根元から霧吹きで濡らし水分をとってからドライヤーで乾かす。
・少々熱めに濡らしたタオルを頭に乗せ、髪を蒸して湿らせた後ドライヤーで乾かす。（ヒゲを剃る時、蒸しタオルで温めるのと同じです。）

髪がしなやかになり水で戻すより効果的です。

時間をかけず簡単にできると思います。
但し万能ではありません。あしからずご了承下さい。(^_^;)

寝ぐせの原因は髪が湿った状態で寝たり、寝汗で髪が湿り、寝相で髪が乱れ乾燥してしまうためです。

髪が細い人より太い人の方が寝ぐせはつきやすいようです。

◇頭皮のツッパリ

脱毛原因の一つともいわれる「頭皮のツッパリ」。
頭皮のツッパリは頭蓋骨に密着し血管やリンパ腺等を圧迫、こうして起こる慢性的な血行不良が、毛根の栄養不足となり脱毛が起きるという説だ。

男性の頭皮の成長は二十歳過ぎで止まり、頭蓋骨の成長は中年まで続くといわれている。

その結果、頭皮は風船のようにパンパンに張り頭皮の血流が悪くなる。

しかし、頭蓋骨の成長は薄毛の人だけに見られる現象ではないはず。
全ての人が頭皮のツッパリを訴えてもよいはずなのだが.........。

ちなみに、女性の頭蓋骨の成長は二十歳前後で止まるといわれている。
理由は、思春期になり多量のエストロゲン（女性ホルモン）が分泌され始めると、骨格の成長を抑制するためとの事。

ということは、女性ホルモンが多ければという説と合致するが、多量の女性ホルモンとはどの程度？

男と女の違い位？！

微量のエストロゲンは骨格の成長を促すらしいが......何だか頭がこんがらってきた。

作家の「五木寛之」氏は頭皮のマッサージは欠かさない。
そのせいか頭皮は2、3センチは楽に動くらしい。（だったと思う）

やはり頭皮のツッパリにはマッサージが一番ということか。
頭皮に違和感を感じる前に、リラックスし、適度なマッサージを取り入れる事をお勧めします。

◇シャンプー剤選び（ｐｈ）

シャンプー選びの一つにｐｈ値があります。
ｐｈの数値は０～１４まであり、７が中性、７より数字が小さくなるほど酸性が強く、７より数字が大きいとアルカリ性が強くなります。

私達の身体はアルカリ性で、血液もｐＨは７．３５～７．４５のアルカリ性です。

では健康な皮膚や毛髪のｐｈ数値というと、４．５～６．５程度の弱酸性です。（正確には皮膚を覆う皮脂膜の数値）

皮膚を覆う適度な皮脂膜は必要なものです。
皮脂と汗が混ざった自家製クリーム（皮脂膜）は、皮膚の乾燥を防いだり、細菌から皮膚を守る大切な役目があります。これが何かの原因で弱酸性を保てなくなりアルカリ性に傾くと、様々な皮膚のトラブルを引き起す事にになります。

清潔好きは良いとしても、シャンプーのし過ぎ、擦り過ぎ、朝晩２回以上のシャンプーは皮膚を常に無防備にし、いつ問題が起きてもおかしくない状態にさらしている事になります。

またシャンプーを選ぶ時は、あまり洗浄力の強くないタイプを選ぶ事が大切です。

頭皮が脂っぽいからといって洗浄力の強いシャンプーを使うと、かえって皮脂の分泌を促進したりします。これは身体を守ろうとする防衛本能が働くからです。

頭皮のトラブルは、脱毛が心配な方にとっては致命傷です。
せっかくの育毛も台風が去った森状態では元もこうもありません。

ヘアケアの基本は頭皮を清潔にする事といわれますが、シャンプー選びはその前提になります。シャンプーは頭皮のｐｈにちかい弱酸性タイプをお奨めします。

◇ドライヤー

ドライヤーの熱風は吹き出し口で約１４０度、髪を乾かす時は乾燥し過ぎないよう注意が必要です。

髪はケラチンからできていて非常に強いのが特徴ですが、水分を含んだ髪は弱く、「花びら」の様にキューティクルが開いている状態で、とてもデリケートです。

強い摩擦や急激な熱は、髪のパサつき、乾燥、切れ毛などの原因になります。一度髪が損傷すると元に戻す事はできず、もしこうした損傷が起きた場合は、それ以上酷くならない様にトリートメントで補修して下さい。

ドライヤーによる損傷を防ぐには

シャンプー後はタオルで水分をしっかりとる。その際、髪をゴシゴシこすらないで髪を叩くようにして水分をとる。

ドライヤーは髪から１５㎝程離す。一部分に熱を集中しないように、小刻みに動かしながら乾かす。乾燥し過ぎない様に気をつける。

朝シャンは時間に追われている時が多くどうしても雑になってしまいます。寝る前に洗髪をする習慣をつけましょう。

髪が濡れたまま寝ない。

摩擦や、ムレが、髪や頭皮のトラブルの原因になったりします。

◇頭皮のマッサージ

頭皮のマッサージは血行を良くし、毛乳頭への栄養補給を円滑にして髪のの成長を促します。また血液の循環がよくなる事で疲労回復の効果があります。

頭皮のマッサージ

• 前頭部、頭頂部、側頭部にヘアトニックを塗布し頭部全体に行き渡るようにします。
  
• 指の腹でフェイスラインから頭頂部へ移動します。
  
• 頭部全体を指の腹で軽く押してパット離します。
  
• 左手を頭頂部に置き、軽く握った右手で左手の上を軽く叩きます。
  
• 前頭部から首筋まで行って下さい。
  
• 頭全体を１０本の指を使って軽くたたいてもよい。
  
• こめかみの部分を対角線上に軽く圧迫します。
  

これといって規則はありませんので、自分流のよりリラックスできるマッサージをみつけて下さい。
床屋さんのマッサージは良い参考になります。注意深く観察してみて下さい。

◇シャンプーの仕方

整髪料をつけたままつい疲れてそのまま寝てしまう事がありませんか？
翌朝、時間に追われ朝シャン。
十分なヘアケアできていますか？

• シャンプー剤をつける前に予備洗いをして下さい。予備洗いはきしみをなくし、泡立ちをよくします。



• シャンプー剤をそのまま地肌につけないで下さい。手でよく泡立てて髪全体になじませてください。



• 爪をたてず指の腹でマッサージをするように満遍なく洗って下さい。マッサージは付根からＴＯＰに押し上げ、シワがよるような感じです。また指の腹でつまんだりグリグリともみほぐして下さい。よく「洗髪は強く頭皮を洗わないと洗った気がしない」という人も多いようですが、頭皮にとっても髪にとってもよくありません。



• すすぎはぬるま湯で十分に行って下さい。すすぎが不十分だとシャンプー剤が残り痒みや抜毛の原因になります。また熱めのお湯は頭皮を刺激し頭皮のベトツキの原因になったりします。



• 汚れの状態に応じて二度洗いをして下さい。



• リンスは毛先だけにつけ頭皮につけないようにして下さい。髪全体になじんだらすぐに洗い流して下さい。



• 髪が傷んでいる場合はトリートメントをして下さい。髪自体が自然治癒する事はありません。トリートメントは傷ついいた髪を毛の内部まで浸透して水分と油分を補給修復します。
  トリートメントはリンスをする前に行なって下さい。



• 洗髪が終わったらタオルドライをし、タオルを叩くようにして水分をよくとるようにして下さい。



• ドライヤーで乾かす場合は１５㎝程度離して使ってください。

◇ｼｬﾝﾌﾟｰ剤の選び方

シャンプー剤はフケや痒みをとり、髪をしなやかにし、髪や頭皮を清潔にする化粧品です。
毎日使用する物だけに、自分の頭皮、頭髪に合ったシャンプー剤でなければいけません。

市販されているシャンプー剤を大別すると、三種類に分類されます。
特徴は以下の通りです。



石鹸系シャンプー

• 洗浄力が非常に強い


• 髪に吸着しやすく髪が硬くなる


• 石鹸カスが発生する


• 髪を傷めやすい

高級アルコール系シャンプー

• 洗浄力が強い


• 皮膚への刺激がある


• 泡立ちがいい


• 汚れの多い髪に適する

アミノ酸系シャンプー

• 洗浄力が弱い


• 低刺激


• 傷んだ髪や細く軟らかい髪に適している

たくさんの種類のシャンプー剤が出ていますが、以下の点にポイントを絞ります。

ポイント

• きめ細かい泡立ちの商品を選ぶ


• 強すぎず適度な洗浄力の商品を選ぶ


• 頭皮と同じ弱酸性（ph値5～6）の物を選ぶ


• すすぎが容易な商品を選ぶ


• 肌に刺激のない商品を選ぶ

以上のポイントに絞りましたが、結局は自分の好みになってしまいます。肌の弱い人、脂性の人、乾燥性の人、個人によって違います。
商品の特徴をよく理解して自分に合ったシャンプー剤を選びましょう。